CACE / INTERNATIONAL ALLIANCE
国境を越えて、研究を進める
日本、米国、オーストラリア、ルクセンブルクの4拠点を結ぶCACE。探査機器の共同開発から研究者の滞在、共同教育、企業との技術対話まで、専門知識と人が行き交う連携を育てています。

2026年10月更新 · CACEは2026年5月に発足。以下では、その基盤となった発足前の協力も紹介しています。
01 / RESEARCH & DEVELOPMENT
機器と技術を、ともに育てる
各拠点の研究チームが、科学機器、実験環境、画像認識などの専門性を持ち寄っています。

CSRI × ATCSR
LDA — 月面探査を支える日豪協力
共同研究・開発
NASAのアルテミス計画で宇宙飛行士が展開する観測機器として選定された月面誘電率計測器LDA。アデレードのJohn Cultonが2023年から共同研究者(Co-I)として参画し、NASAとの搭載調整や豪州側の通信支援に向けた調整に関わっています。
次の検証へ:EXTERRES / CRATERとの連携 · 提案・協議段階
模擬宇宙飛行士ミッションでLDA模型を用い、月面での設置手順を検証する案を2025年に提案。アデレードの模擬環境施設との連携を検討しています。
CSRI × CSR · Karman+
RANCHの開発・実装に向けて
調整・共同検討 · 2025–2026
Colorado School of MinesのAngel Abbud-Madridを通じ、機器の受入れ・運用準備に必要な専門家と連携。東大・Karman+との協力の下、開発から実装へ向けた課題を共同で検討しています。
CSRI × ADELAIDE
TSUKIMIの画像認識・測位技術
研究協力 · 2026年5月採択報告
TJ ChinらとのPAC・AI測位技術の研究協力を推進。東大が支援状を提出した豪州側の研究資金について、2026年5月に採択の報告がありました。
02 / RESEARCHER EXCHANGE
人が動き、
研究がつながる
研究滞在、博士研究、ポスドクへの移行。拠点間のつながりは、若手研究者が異なる専門性や研究環境に出会う機会になっています。
LUXEMBOURG → TOKYO
Daniel Holub
JSPSフェローとしての研究滞在 · 2026年4月開始
ESRICから東大へ。杉田精司・長祐一郎の研究グループで、LIBSとラマン分光のデータ統合による鉱物分類を研究。月・宇宙探査での資源評価につながる分析技術に取り組んでいます。
TOKYO → ADELAIDE
竹村 知洋 / Tomohiro Takemura
Postdoctoral Research Fellow · 2026年8月までに着任
宮本研究室で博士号を取得し、アデレードへ。月面地盤工学を含む研究交流が、博士課程の先の研究キャリアへとつながっています。
GOLDEN → TOKYO
Patrick Cooney
博士学生の来訪 · 2026年7月2日
Chris Dreyer指導下の博士学生が、Angel Abbud-Madridの紹介で東大を訪問。月面インフラ、氷資源採掘、実験施設について議論し、10月にも研究協議を継続しています。
LUXEMBOURG ↔ GOLDEN
ESRIC × CSR
博士研究の共同指導
ルクセンブルク大学の学生の博士研究を共同で指導。拠点の専門性を組み合わせた人材育成は、CACEの2026年発表でも紹介しています。
03 / EDUCATION
一度の交流を、継続する学びへ

2022–2025 · SPACE RESOURCE FUNDAMENTALS
毎年の講義がつなぐ専門家と受講者
アデレードのSpace Resource Fundamentalsでは、宮本英昭が「Small Bodies」を2022〜2025年の各年に担当。Angel Abbud-MadridやTJ Chinも講師として参画し、分野と拠点を横断する教育を続けています。
2022–2025 · LECTURES & VISITS
画像認識から宇宙資源へ、教え合う関係
TJ Chinは2022年に東大で宇宙ロボットの画像認識を講演。その後の来日交流や、2025年のSRI-IIでのオンライン講演へとつながっています。
OCT–NOV 2026 · PLANNED
CACEの教育連携:駒場で学ぶ宇宙資源
東京大学駒場キャンパスの宇宙資源講義を、CACEの教育連携の一環として展開。2026年10月19日はAdelaideのJohn Culton、11月25日はColorado School of MinesのAngel Abbud-Madridが講義予定です。両氏は11月26–27日のSRI-IIIにも対面参加予定で、国際会議と学部教育をつなぎます。
若手研究者・学生のSRF受講に向けた研修調整も実施(2023年:小林真輝人・竹村知洋・吉岡)。宮本英昭のアデレードにおけるAdjunct Professor兼任(2023年就任)も、継続的な研究・教育協力を支えています。
04 / INDUSTRY ENGAGEMENT
研究拠点が、企業との接点になる
CACEの拠点間ネットワークから、企業の技術と大学の研究を結ぶ対話が生まれています。
MINES → CSRI · OUTER RIM EXPLORATION
月・小惑星の内部を探る
技術面談実施 · 2026年6月12日
Angel Abbud-Madridの紹介でOuter Rim Explorationの3名が東大を訪問。ミュオグラフィを月・小惑星の内部構造や資源探査へ応用する可能性について議論しました。
CSRI · KARMAN+
観測機器から資源処理まで
開発協議 · 2025–2026
SDAなどの設計・インターフェース・開発日程について定例で議論。2026年10月には、Apophis向け観測機器、掘削・SDA開発、水抽出・処理技術に関する構想も協議しています。これらの構想は検討段階です。
Karman+とOuter Rim Explorationは、ここで紹介する企業連携先です。CACEの創設メンバーは下記の4研究拠点です。
THE ALLIANCE
4つの拠点、対等な協力
各拠点は独立性を保ち、研究・教育の協力を継続するために連絡と調整を行います。CACE自体が資金を募集・配分する枠組みではなく、各プロジェクトと参加機関がそれぞれの体制で研究を進めています。
2025 → 2026
東京から、世界の研究拠点へ
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SRI-II・東京
4拠点の代表者が、国際アライアンスの構想を議論。
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Space Resources Week・ルクセンブルク
4つの創設拠点によりCACEが発足。
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Space Resources Roundtable XXVI・米国
宇宙資源の研究コミュニティにCACEの構想と活動を紹介。
SRI-III / 26–27 NOVEMBER 2026
次の対話は、東京で
Space Resources Initiative IIIは2026年11月26–27日、東京大学本郷キャンパスで開催。研究、技術、政策、国際協力の議論を、次の共同作業へつなぎます。
CACEに関するご相談
共同研究や人材交流、関連する取り組みとの連携について、CSRI事務局へお問い合わせください。
